越境ECのリスク管理

越境ECの可能性を考えれば、エネルギッシュな経営者は参入したがっているはずです。しかし冷静にリスクを調べる必要もあります。越境ECで失敗するケースとはどのような場合を指すのでしょうか。その前に、まずはメリットの方をご説明したいと思います。越境ECはネットで全てを済ませますから、実店舗のリスクを抑えることが出来ます。実店舗はどうしても言語の壁が存在しますし、何かその地でトラブルが生じた時に、店舗や現地スタッフの安全が脅かされる可能性があります。しかしECであれば対面販売の必要性がなく、小さなオフィスでPCの前に向かえばそれで完結します。仮にトラブルが生じても、PCを通じて解決を図れます。それは治安の良い日本で生まれ育った我々にとって、大きなメリットではないでしょうか。実店舗は危険なだけでなく、賃料や設備費が掛かりますし、開店時間の制約が発生します。ECに比べれば自社でコントロールできる領域が狭いのです。因みにECサイトの運営で掛かるコストと言えば、システム費用くらいでしょう。サイトの制作と運営をアウトソーシングすればコストは上乗せされますが、それでも実店舗に比べれば少ないはずです。おまけに時間が空きますから、別の仕事に労力を回せます。越境ECのメリットは他に、インバウンド観光客の取り込みが可能である点が挙げられます。実は日本を訪れる外国人が日本のサービスや商品を好きになり、帰国してから越境ECを利用して再購入する例は少なくないのです。特に化粧品やスキンケア商品は現在高く評価されており、商機があると言えます。